PEOPLE
社員インタビュー
日本の安全のために。
会社の発展のために。
その品質にこだわり抜く。

システム品質評価部 QAエンジニア
社会福祉学部卒 2024年入社
及川 正倫
<プロフィール>
公務員からIT業界へキャリアチェンジ。品質管理のプロフェッショナルとしてのキャリアを歩み、C3ISを新たな活躍の舞台に選んだ。
入社動機について
どこよりも必要としてくれた場所で
これまでのキャリアにおいて、私はシステムの品質評価に一貫して携わってきました。前職では、ゲームソフトやSNSアプリ開発など多岐にわたるプロジェクトにおいて、ソフトウェアテスト業務に従事。数十名規模のチームのリーダーとして、品質の高いシステムの実現に貢献してきました。転職を決意したのは、数々のプロジェクトに忙殺される日々の中で、「社会に大きな影響力を持つ、大規模なシステムを手がけたい」「自らの専門知識を活かし、裁量権の大きい仕事をしてみたい」という想いが芽生えていったからです。
HRや医療など、さまざまな分野のIT企業を見て回る中で、もっとも心を動かされたのが、C3ISでした。民間では類をみない大規模かつ機密性の高さを有する指揮システムの仕事に携われること。そして、技術者としてさらなる成長機会が得られることは、私にとって何よりの魅力に感じられました。何よりの決め手となったのは、「私が築いてきたスキルやキャリアに敬意を払い、どこよりも必要としてくれた」ことです。報酬などの条件だけでなく、チームを率いる管理職へのキャリアアップなど、これから待っている未来を明確に示してくれたことに感激しました。「及川さんが入社してくれて本当にうれしいよ」。入社後にいただいた現場の皆さんの言葉は、私にとって何よりも大きな喜びであり、かつてないほどのモチベーションを与えてくれたのです。

C3ISの仕事の内容・魅力
第三者の視点から、防衛システムに品質を
現在、私はIV&V※チームでリーダーを務めています。このチームは開発チームとは独立して存在し、防衛に係る指揮システムに対して客観的な評価を行っていきます。第三者としての公平な視点での評価によって、その信頼性を確保し、総合的な品質水準を維持していこうというのが目的です。私たちのチームには、システムを知り尽くした「ヘビーユーザー」である自衛隊OBの皆さんが活躍しており、技術と業務双方の視点から、高い品質を実現していく基盤が整っています。
一般的に、IV&Vが存在しないプロジェクトでは、開発チームと品質評価チームが対立構造に陥りやすく、品質評価が十分に行われないケースや、指摘があっても改善が後回しにされるケースが散見されます。実際に、私が入社する前は、「ヘビーユーザー」であるOBの皆さんの知見から指摘された課題がお客様に届かず、誤字や脱字のチェックといった雑務が仕事の中心になってしまっている状態でした。それでは、品質保証の本質的な価値を発揮することはできませんし、OBの皆さんが持っている財産も持ち腐れで終わってしまう。そこで私は、お客様とのディスカッションの機会を設け、本質的な課題と解決策を提示。IV&Vチームが価値を発揮するための第一歩を踏み出すことができたのです。
※Independent Verification and Validation=独立検証・妥当性検証
これからの目標
ここなら、本気の品質を実現できる
私たちが実現するシステムの品質は、会社の信頼や存在意義につながることはもちろん、日本の安全に直結するものです。だからこそ、私たちが提示する改善策の一つひとつには、大きな責任が伴います。もちろんプレッシャーはありますが、仕事のやりがいはその分だけ大きくなるもの。この仕事の意義を受け止めながら、真摯に業務に取り組んでいるところです。
前職で経験したゲームやアプリの品質評価プロジェクトでは、スピードが何よりも優先され、「とりあえずリリースしてしまう」というケースも多くありました。複数のプロジェクトを同時に進行することもざらで、例えるなら「滑車を回し続けるハムスター」のようでした(笑)。一方で、国防に関するシステムには、万全の品質が求められます。ひとつの機能を追加するだけでも、数年規模のプロジェクトになることも多く、C3ISほど「品質にこだわり抜ける場所」は、なかなかないと思っています。
今後の目標は、チームのリーダーとして、チームの成長と発展に貢献していくことです。ゆくゆくは管理職として、C3ISをさらに強く、魅力的な組織にしていきたいとも考えています。防衛という分野に特殊なイメージを持つ人も多いでしょうが、ここにはそれぞれの強みを活かして活躍できる環境が整っています。先入観を抱くことなく、気軽にチャレンジしてくれたら嬉しいですね。